キハ40系 No.047
「雪残る南岳と只見線」 鬼が面山俯瞰

只見線 田子倉〜只見

 数々の撮影地が点在する田子倉界隈。その中でも駅の東側、国道と線路が交差する付近からは南岳〜鬼が面山まで続く険しい稜線と、手前を走る只見線を正面気味に撮ることができる。

 混色の際にはよくお世話になったこの場所。お手頃な国道だけでなく、後ろの山の上からは田子倉湖の水面も入れて広く撮ることができるが、その中間位置、ちょうど湖がギリギリ入らない程度の高さが車両との距離感も程よく、個人的には一番好きだった。

 この日は急行色の運転日。せっかく色が揃っている編成を正面がちに撮るのは勿体ないが、それでも選択肢に入れてしまうほど、季節も天気も好条件。他の様々な条件も考慮し、勝手に中段と呼んでいた位置にカメラを構えた。

まだ残雪多い南岳と、雪解け終盤を迎える鬼が面山を背に、早くも夏の始まりを感じさせる田子倉湖畔を急行色が行く。