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「雪の慶徳峠と磐越西線」 川吉俯瞰 |
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磐越西線 山都〜喜多方 |
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SLの撮影地としても人気の高い、川吉踏切手前のS字区間。線路脇に紅葉樹が多く、小川を挟んだ丘から磐越西線を狙うことができたため、新緑や紅葉の時期は狙い目となる場所だった。
一方、後方に位置する小高い山からは、針葉樹も入り混じった、まるで違う場所のようなロケーションで撮影することができた。
この日は新津側よりも喜多方側の方が降雪が強く、朝方には止む俯瞰日和の予報。ちょうど津川始発の先頭が急行色だったので、急ぎ足で俯瞰の立ち位置を目指す。
時間との戦いとなる、心臓に悪い環境での登山。幸いにも雪は浅く、秋とさほど変わらない時間で登り切ることができた。想定通りの絶景が広がる。防寒着を脱ぎ捨て、呼吸を整える。ゲバを据えて構図を組み、一息付いたタイミングで、間もなく列車の音が聞こえてきた。
辺り一面、モノクロの世界。クリスマスツリーの合間に急行色が収まった。 |
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