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「初夏の北上線ロンチキ工臨」 黒沢高速俯瞰 |
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北上線 黒沢〜ゆだ高原 |
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北東北の太平洋側と日本海側を結ぶ連絡線として、重要な役割を持つ北上線。定期の貨物列車こそ10年以上前に無くなってしまったが、その後も客車や工臨が頻繁に走り続け、通い詰めたら面白いだろうと思わせてくれる路線だった。
実際には数える程しか足を運ぶ機会は無かったが、あけぼの迂回運転や客車回送、チキホキマヤの回送と、一通りは楽しませてもらえた。一般的に注目される撮影地は錦秋湖界隈だろうが、個人的に絶対満足できる条件で撮りたいと思った場所は黒沢の高速脇の俯瞰だった。
絶妙なバランスで配置された自然な形の田圃と脇を通るS字の線路。まるで絵にかいたような美しい風景が非常に気に入り、毎年の重要課題としていた。晴れより曇り、季節は新緑が残る田植え後の辺り。欲を言えば客車で撮りたい所だが、現実的には長さを考慮するとロンチキで狙うのが精一杯だった。
ある年は予報が外れて晴れてしまい、ある時は通過直前に豪雨。数年越しにやっと思い描いていた条件が全て整い、目標達成。この日は前哨戦の五能線よりもこちらのほうが嬉しかった。 |
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