番外編 No.005
「115系普通列車」 笠島海水浴場俯瞰

信越本線 笠島〜米山     

 「賑わう海水浴場」そんな条件で撮っておきたい風景があった。

 笠島の海水浴場といえば、午前中に東側から撮るアングルが有名だが、個人的には西側からの方が好みだった。こちらのアングルは手前に古い家並み、奥に漁港、そして挟まれた砂浜に海水浴客を入れた構図で狙うことができる。

 この日は数日間連続の晴れ予報につられて前日より新潟に来ていた。狙いは羽越キハと夏休みシーズンならではの海水浴客の組み合わせ。撮りたい場所をめぐりながら1日目を終え、一旦南下して新発田のネカフェで夜を明かす。

 2日目は羽越の運用が予想からだいぶ差し替えられ、赤青の混色ばかり。普段なら磐西あたりに転戦するところだが、せっかくの夏休みシーズン。海水浴場最盛期に山籠りは少しもったいない気がした。そうして色々と考えた末に115系の運用を調べると、午前の海沿い運用に湘南色が入ることがわかった。こうして被写体も決まったので、目的地を変更して笠島に向かう。

 現地に着くと他に同業者もいなかったので立ち位置は自由。早く海に入りたい気持ちをおさえ、アングルをセットする。少し待ったところで湘南色がトンネルを抜けてきた。賑やかな声に包まれた駅に数人の乗客を降ろし、再びゆっくりと動き出す。

 満杯の駐車場とパラソルが賑わいを物語る、箱庭のような新潟の夏景色を切り取った。