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早戸と水沼の間、国道を走っていると必ず目に入るコンクリート橋がある。渡らずの橋ではあるものの、隣を流れる只見川に姿を映せば呼ばれの名の通り、一応は眼鏡形になるといえる。
ここもまた様々な角度から撮影できる只見線の人気スポットだが、残念なことに午前中は満足に日が回らない。曇った朝に道路から撮っている人は時折見かけたが、周囲にロケーションの良い午後順光の集落俯瞰が点在していることも相まり、晴れた午後に狙っている人はそれほど見かけない印象だった。
この日は午後になっても無風だったため、只見川の水鏡狙いで足を運んだ。南西側から狙うことはすぐに決められたが、複数ある場所のうち何処にするか悩んでしまう。最終的には空の青さに惹かれてここに決定したが、今となっては空カットになってでも更に東側の位置にすればよかったと少しばかり後悔が残る。
通過時までに入道雲になると予想した雲は思ったより成長せず、代わりに千切れたような雲が山間の谷部分に浮かぶ。これはこれで夏らしい雰囲気だろうと思い切りをつけ、当初より少し右に振った構図で切り取った。 |
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