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「雪晴れの朝の只見線」 只見第四橋梁正面 |
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只見線 会津水沼〜会津中川 |
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「前夜からの雪が降り止んだ朝。」着雪を狙うために幾度となく挑戦した条件だが、中途半端に朝日が差すことにより、せっかくの風景が台無しになってしまうことも少なくなかった。
しかし日が差し始めた直後。まだ着雪が溶けず光り輝いている状態は、他に変えられない美しさとなる。なかなか難易度の高い条件となるが、天気を上手く読むことさえできれば曇り写真以上の成果も期待できる。
この日はどこも着雪の条件が最高。日の出前より宮下周辺で撮影を開始していた。曇り空の下で始発次の上下それぞれの列車まで撮り、次の撮影地を考えていると雲が割れ始める。
どちらに転ぶか不明瞭な天気。曇りにカケて負けるよりは、たとえ可能性が低くても晴れにカケて勝負に出た方が良い。得られる成果を天秤にかけ、半逆光光線により木々が光ることに期待して第四橋梁正面へと向かった。
到着すると同時に日が差しはじめ、求めていた絶景が展開されていく。まだ晴れと曇りを繰り返す天候だったが、祈る気持ちで三脚を立て、構図を整えた。
光り輝く着雪した木々と、朝日が差し込む只見川沿いの岩肌。雪後を感じる橋上の積雪を落としながら、川口行の列車が通り過ぎた。 |
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