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雪の撮影は時間との戦いになりやすい。冬季閉鎖や膝上までの新雪があればアングルへのアプローチに通常以上の時間がかかってしまうが、それに加えて天候の急変による場所移動も発生しやすく、判断を誤るとせっかくのチャンスも棒に振ってしまうことになりかねない。
この日は終日降雪の予報。昼~夕方の232.233Dの新津方にタラコが入る予定の日だった。最初の232Dは普通の混色と同様に若松方の青のみで狙い、併せてタラコが順当に流れていることを確認して見送った。
木への着雪もそこそこ、雪は相変わらず降りしきっていたので、俯瞰は諦めて雑木林に囲まれた近距離戦の面縦アングルに構える。しかし通過まであと10分に迫ったあたりから徐々に雪が弱まりはじめた。
視界が開け、新潟方面の空も徐々に明るくなってくる。時間的にもいけると判断し、急いで機材を撤収させた。俯瞰は間に合わないけど雪が止んだ時に…、と考えていた中距離アングルを目指して走る。目的地の近くに車を停め、カメラを構えた時にはすぐ先にライトが見えていた。
雪が止んだ静寂のひと時。朝のようなしんとした空気の中、タラコ先頭の編成が鉄橋を渡り、夕刻の新潟を目指して走り去った。 |
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