キハ40系 No.029 
「悠久の岩石海岸と八戸線」 葦毛崎展望台

八戸線 鮫〜陸奥白浜

 波打ち際まで火山岩が広がり、地域一帯が観光名所になっている鮫角灯台付近。午後は海をバックに撮れる線路のイン側が人気のポイントとなっていたが、朝はアウト側より海を手前にした、まるで五能線のような荒々しい雰囲気で盛岡キハを撮ることができた。

 この日は東北全域が天気の良い予報。毎度のことながら津軽線や五能線と行き先に迷ったが、今回は八戸方面へ向かうことにする。

 現地に着く頃には日の出を迎え、近くに車を停めて海岸へと向かう。北東北の朝はまだまだ肌寒い。薄着で来たことを少し後悔しながら岩場を歩き回り、アングルを決めた。

 沿線の大半が太平洋沿岸の八戸線。鮫駅を出た列車はぐるりと半円を描きながら方角を変え、風光明媚な車窓の流れる、海沿いの区間へと入っていく。