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多客期の臨時列車として、毎年恒例となりつつあった水郡線への新津キハ出張運転。この年は、どこぞの県境とは違い、紅葉がいい感じに色付く時期に急行色で設定された。ただでさえ紅葉との組み合わせが難関だった急行色。2日間、送り込み返却の回送も含めると4日間も急行色ペアでの撮影チャンスが与えられるとなれば、全日程参加するのは当然の流れだった。
1日目は送り込み回送をひたすら追いかけ、2日間世話になる友人宅に荷物と体を投げる。布団の恩恵により体力を全回復させ、2日目は朝の出区点検から撮影を開始した。午前の往路は霧が出ていたので、予定を変更して地上戦。昼過ぎからは望み通りの秋晴れとなったため、予定通り第四橋梁を俯瞰できる場所へと登った。
秋晴れの空に色付き始めた木々が鮮やかに映える。今回は少し詰め気味の、主役以外に人工物が写らないアングルでセット。一時は巨大な雲によって絶望的な状況となったが、これもなんとか通過前には抜けてくれた。
聞きなれたラッパの音と共にトンネルから急行色が姿を現す。念願の風景が完成した。 |
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